6.カナダ 2

2003年
911日(木)Prince Edward Island
         今日はNew Brunswick州のキャンプ場を9出発しPrince Edward Island行きのフェリーに乗り場に向かう。もしフェリー代金が高いので有れば橋を利用しようと思いながらフェリーに乗り場に行った。フェリーの案内場を探すに、お土産屋は有るも案内所は無い。土産屋に有ったパンフレットにフェリー代$45と書かれていた。更にフェリー会社の事務所を見つけ、時間と金額を聞く。時間は毎時丁度、そして、金額はPrince Edward・・・と言っている様子であるが理解出来なかった。まあ金額はパンフレットに書いて有ったから問題無し。そこでゲイトに行き、Prince Edwardへ渡る旨伝える。支払はと尋ねると、又もやPrince Edward…との返事。渡ってから支払う事と理解し、指示された列に並ぶ。その列はCamping Carの列、Camping Carと乗用車では料金が異なる。先のニューファンドランドでは往復共に乗用車扱い、料金が高くなるのではと心配した。いよいよ搭乗が始まった。最初に乗用車の列が進み始め、暫くしてCamping Carの列が動き始めた。船に乗ると乗用車は床に開けられた階下へ降りるスロープが有り、スロープを更に階下へ降りて行った。私の車は背が高く其の開口部からは入れないので、Camping Carの列に並ばされた事が理解出来た。船が出航してから暫くの後、船内放送でチッケトがどうのと放送していた。丁度船内に観光案内所が有ったので、どこで料金を支払うのか問い合わせた。するとPrince Edward Island州が全額負担との事、つまり「ただ」だった。観光客を集める為、町がフェリー代金全てを負担するとのすごい事をやる物だと感心する。船を降り、港の直ぐ側に有った観光案内所に寄り、島内の地図と見所を聞き、港から右周りで島内を観光する事にした。そして、島の右上に有る国立公園の手前に有ったキャンプ場に泊る。
走行距離272Km 給油33.85L
912日(金)Prince Edward Island
 昨日迄のフロッピーに記録した旅行日記の記録を全て無くしてしまった。今日の朝フロッピーに記入操作をした時、多分何か操作を間違えフロッピーの記録を消してしまった様だ。日本に帰り、子供に見てもらう他無い様だ。海岸の道路に面した広い芝生の庭が広がっているMotelに泊る事にした。家内が「地球を歩き方」にこの辺りはロブスターが名物と書かれて居るのと言っているので、夕食にロブスターを食べに行くことにした。Motelの若奥さんにこの近くで安くて美味しいロブスター店を紹介してもらうMotelの若奥さんは福岡に3ヶ月程滞在した事があると話していた。
走行距離167Km 給油38.7L
913日(土)Prince Edward Island
 Prince Edward Islandと言えば、日本で最も有名なのが「赤毛のアン」物語である。「赤毛のアン」は日本名で、原語では「Ann of Green Feared」であった。この物語、私も中身は良く知らないが、アニメ等を子供達が小さい時一緒にTVで見た程度である。この小説を書いた「Lucy Maud Montgomery」の生まれ育った町Cavendishへ行った。町の略中央に彼女が育った家があり、その周囲を含めてミュ-ジアムとなっていた。通りを挟んでの反対側に教会が有り、その教会の裏手に当たる場所に郵便局が有った。それは彼女が小説を書きながら郵便局長をやっていた所である。現在は郵便局としての業務と当時の郵便局としての博物館をも兼ねていた。ここに勤務されていた郵便局の夫婦は、大分県に6間住んで居たので奥さんは日本語を少し理解出来た。日本の事や旅の話をして、切手を購入し外に出た。すると、店からご主人が裸足で飛び出して来て、懐かしそうに車を見ていた。大分時代はスターレットに乗っていた、Canadaに帰って来た時左右の逆が理解出来なかったと言って現在の私の状況を心配してくれた。そして次に少し離れた駅舎に向かう、今は廃線となり動いてはいないが、昔の町のシンボルであったと思われる赤レンガ造りの立派な建物であった。夏季は博物館として公開されているが、この時期既にクローズされていた。  11号線脇に有ったMotelCampgrandが有るCamp場にてCanpする。こんな所も有るのだなと思った。
走行距離357Km 給油32.7L
914日(日)
 1号線を走りプリンスエドワード島とNew Brunswick州の間を結ぶ13キロにわたる橋、コンフェデレイション橋を渡る。反対側のフェリーは無料で有ったのに、この橋は規定どうりC$38.5徴収される。New Brunswick州側に渡った所の観光案内所に寄り海岸沿いの道の観光ポイントを聞く。線沿いに有った、Bouctouhe にて海に突き出た砂浜に作られた木道をトレルする。葦が茂った湿地帯に木橋が延々と続いて居た。
走行距離235Km 給油33.14L

915日(月)
 ネットカフェへ行き、パソコンの記録確認及びデジカメの写真をパソコンへ移し替え作業をした。デジカメも何故か全面削除され13日・14日分の写真がが無くなってしまった。数枚ではあるが36mmカメラで撮って有るので、まあ、記録としては残る。11号線の街道沿いのMotelに泊まる。
走行距離379Km 給油32.4L
916日(火)
 昼頃Quebec州に入る。時差が有り1時間遅らす。Gaspe半島の132号線を東に向け走る、Quebec州内の道には休憩場が各ポイントに適時設置されており、又トイレ等の施設も大変良い。5時頃キャンプ場を探し始めキャンプ場の受付に誰も居ない。キャンプ場のシーズンOffとなり、さびしい状況となっている。3軒周り4件目で漸く泊まる。シーズンOffでも料金は同じ(C$20)車を停めると正面にこの地方では有名なぺルセ岩が海にそそり立っていた。
走行距離448Km 給油69.06L
917日(水)Anseの町のCamp場
 昨夜キャンプ場で船のツアーを紹介され、参加する事にし、1人C$20を支払った。朝9出航との事で、キャンプ場を8時半に出て、港に向かう。その間多くのキャンプ場が有り、又岩を見渡す場所が有った。港の有る辺りの駐車場に車を止め、船着き場へ急いで行く。アメリカ人の団体を乗せ、定刻10分遅れで出航した。先ずはペルセ岩の状況説明、そして裏側に回る。続いてzz島に向かう。島はきりったた崖に成っており、かつおどりのコロニーになっており、よく記録映画に出てくるコロニーそのものが目の前に展開された。数万羽のかつおどりが島の岸壁を埋め尽くしていた。下にはアザラシが数頭岩の上で甲羅干しをしている。船は更に島の周囲を巡り、反対側で泊るとの説明有り。皆が降りるので2人も降りた、それはこの島のトレッキングを楽しむ為であった。ガイドの説明で下から見たコロニーが上からも見えるとの説明、帰りの船の時間を尋ねると随時有るとの返事。45分コースを歩き30分程でコロニーに出る。そこには数知れずのカツオドリのコロニーが有った。雛鳥が産毛からの生え変わり時期と見えて、そこら中に産毛が舞っていた。臭いも強烈で有るも、鳥の数の凄さに圧倒される。更に50分コースを回り島の港に戻り、船に乗り元の港に帰えった。そのご、更に半島の先へ向かう、その途中後ろでパトカーがビコンを回して付いて来るので道路脇に停車した。警官が左の窓から顔を出し話し掛けて来た、家内が居るもハンドルが無い、少し戸惑いながら免許書の提示を求められたので応ずる。多分右側ばかりを走るので挙動不振に思い、職務質問をするつもりだったものと思う。Anseの町に有るMotel Campig&レストランのCamp場に泊る。規模は小さいが新しい設備で大変充実していた。
走行距離151Km 給油0L
918日(木)
 朝、Camp場を9時過ぎに出る。他のキャンパーが手を振って見送ってくれた。何処のCamp場でも見える風景で有る。今日もGaspe半島の132号線を西に向かう。途中のGaspsie N.P.(ナショナル・パーク)を見るに紅葉が進み部分的では有るが大変きれいであった132号線に戻りQuebec市目指し進む。途中MATANEと言う町を通過する、「またね」と言いながら。その後指示速度の90Km走行中、猫が2匹飛び込んで来た、避ける事が出来ず跳ね飛ばす。気分悪し、注意、注意。132号線に有るMotelに泊る。部屋の裏が直ぐ海で真っ赤な夕日が大変綺麗であった。夕方、海に多くのカナダ雁が夜を越す為に集まって来た。
走行距離424Km 給油73.61L

919日(金)Quebec市郊外のCamp場
 朝、起きると雁達は引き汐に応じ沖合いに出ていた。Motel出発する時刻になっても飛び立つ気配は無かった。132号線のMotel9時に出発し、ひたすら132号線をQuebec市目指し進む。3時頃Quebec市に到着するも特に立ち寄らず。途中携帯が使える事を思い出し国道脇に車を停め、パナマに居る長男に電話する。(北米では携帯電話が街中では繋がるが、郊外では殆ど繋がらない、多分郊外までアンテナの設置がない物と思われる。)元気な様子と、次男の結婚式に参加する為、飛行機の切符をも手配したと言っていた。その後Montreal市目指して走り、5時半頃Quebecを出て間もなくのCamp場に止まる。
 次男の結婚式へ参加する為の帰国日に付いて、家内がが11月20日を主張。仕方が無いので1115日頃アメリカはフロリダに住む弟の家に厄介に成り車を預け、11月20日頃一時帰国をする事にした。
走行距離30Km 給油36.41L

9月20日(土)
 朝、Camp場内のキャンピングカーが数台増えていた。直ぐ隣にも入っていた、熟睡していた為か全く気が付かなった。Canmp場を出て今日もMontreal目指し132号線を走る。132号線は今は幹線道路では無く、街中に入ると道路標識が無くなってしまったり、狭い住宅街の中を走ったりした。規制速度が90Kmと低速なので大型トラックも少なく、大変走りやすい道であった。途中に有った公園で停車し昼食を取った時、日本に居る次男と三男に携帯で電話する。2人共元気な様子で有った。1時頃Montrealに近づき、少し迷うものの割とスムースに街中に入る。前回利用した、安い駐車場に行った。料金表が終日のみの表示しかなく、半日なのにと思いながら自動機に$5を入れる。そして、旧市街のカルチェ広場脇に有ったインターネット・カフェにパソコン持って行く。自分のパソコンを使いたい旨係りに伝えると、直ぐコネクターを準備してくれた。コネクターを繋ぐと直ぐに日本語画面が出てきた、前回バンフーでセットしてもらったので良い様だ。溜まったMail2時間掛けて処理する。友人からのMailに元居た会社の田名工場が売却されたとの事、時代の衰勢が感じられた。午後5Montrealの町を出て、20号線の西向きにの高速道路に乗りトロントに向かう。(Canadaの高速道路は120Kmが制限速度である)6時半道路脇に有ったCamp場の案内に従いCamp場に入る。ここのCamp場は、未だ多くのキャンパーで賑わって居た。この付近迄来ると、少し暖かいせいなのかと思われる。
走行距離676Km 給油40.2L
9月21日(日)
 朝、例の如9時頃Camp場を出発する。20号線をしばらく走るとオンタリオ州に入った。早速?に行きトロントまでの間に於ける見所と地図を貰う。1000島の海岸線が見所との事、(有名なサウザント・アイランドドレッシングはここが発祥地とか)オンタリオ州の高速道路には日本のパーキングエリヤと同じ様なサービス・エリヤが約100Km毎にあり、トイレ等心配なしに走れた。高速道から2号線に下り、海岸線に沿って走る。最高速80Kmで大型も少なく走り易かった。トロントの手前100Km程でMotelに泊る。最悪のMotelであった。
走行距離455Km 給油35.9L
9月22日(月)
                                   最悪のMotelにて6時半に起き、明るくなり汚さが見える前に出発した。その結果、海岸沿いの道を探しながらもトロントに10時頃着いてしまった。港に有った1日C$6.99の駐車場に停める。C$6は大きな文字で書かれ、99Cは小さな文字で遠くからは読めない。更にTaxは別とこれも又、遠くからでは読めない小さな文字で書かれており、トータル$8の支払となった。観光案内所を例の如く探すも見付らず、やっと見つけたと思ったらコローズで有った。仕方なくトロント・タワーに登る。天候は良く無いがそれなりに見え、感動ものであった。そしてマーケットを見に行ったが、ここもクローズ、町を少し歩いてトロントを出る。又。海岸線に沿いナイアガラを目指す。途中カナダ・タイヤ(ホームセンターが車両整備もやっている)が有ればE/Gオイルの交換をしたいのだが見付らず、Camp場も無く、6時途中の町のMotelに泊まる。Canadaを出る日も近づいて来た、久々に国境超えの緊張感が沸く。
走行距離129Km 給油0L
9月23日(火)
 朝9Motelを出発、Canada側で旅行を始めて18,000Kmを走行。3回目のエンジンオイル を交換すべくCanada Tiya(カナダのホームセンター) を探しながら一般道をナイヤガラ目指し進めた。途中でCanada Tiya の店が有り、エンジンオイルの交換を依頼すると、OKの返事であった。しかし 作業を進める段になり、Toyotaの店に持って行く様にと言われた。良く理由は分からないが、ここでの作業を諦め仕方なく近くのToyota店を聞き、そちらに向かう。Toyota店を探したが見つからず、途中に有った修理工場に入りエンジンオイルの交換を依頼した。すると最初はOKと言われたが、いざ作業を進める段階で矢張りToyota店に行くように言われた。Toyota店が近くに有ると言う事なので、そちらに行く事にした。Toyota店に着き交換を以来するに、今日は出来ないとのそっけない返事、受付が女性なのがまずかったと思う。仕方なく通りに出るとOil交換の専門店が有り、そこで交換をした。費用はC$38と前回のToyota店よりC$10高い、今後アメリカでもToyotaに持ち込んだ方が安くて信頼が置けるのでそうして行こうと思う。その後ナイヤガラ湖町を散策、古い町並みと花で飾られた通りが綺麗で多くの観光客で賑わっていた。その後いよいよ最終地、ナイヤガラ滝の有る町に向かったが、途中道路工事の通行止めに合い、進めた道を戻る形となり、その町のCamp場に泊る。
走行距離128Km 給油35.65L

9月24日(水)
 朝Camp場を9時に出て、Niagaraに向かう。しかし、何処かで道を間違え逆戻り。高速に乗りNiagaraの町に入る。ここでも観光案内所を探すに苦労する。何と既に通り越していた、道を引き返しやっと観光案内所を探し当てNiagara滝の情報を聞く。先ず、Niagaraタワーに登る。Niagaraのアメリカ滝、Canada滝、レインボーブリジが一目で見渡せた。矢張り世界三大滝の1つ、大きく迫力有る滝であった。タワーに登る手前で、観光でバスを運転していた日本人に声を掛けられた。Canadaに於いて日本の車を始めて見たとの事。SAZUの時は全く観光客がこの辺りも居なくなり、大変であった様である。続いて滝の周りを道に沿って歩く、滝の迫力も増すものだ。そして、滝の裏側見学に出かけた。最初に滝のすぐ横から見る、中々の迫力だが水しぶきが物凄い。続いて地下道を通り滝の裏に出るも、ただ強烈な水が平面で落ちるだけで、何か落胆した。そして、タワー近くに停めて有った車に戻り、滝の近くに有ったMotelに泊まる。夜のライトアップされた滝を見る為に。7時過ぎ、少し暗くなって来たのでMotelから歩いて滝を見に行った。しかし、滝は真っ暗で、ライトアップされて居なく何も見えなかった。近く居た日本人観光客がライトアップは9時から行われると話をしていたのが聞こえ、9時まで待つ訳にいかないのでMotelに戻った。いよいよ明日はアメリカへ。・・・・・
走行距離102Km 給油0L
9月25日(木)
 朝、早めに食事し、朝の滝をもう一度見ようと出かけた。Canada滝では水しぶきが雲となり、高く昇って行く様子が見られ、America滝には水しぶきに朝日が直線に差込み、昼とは又別のすばらしい風景であった。Motelに戻り、Motelの看板を見るにMorning Cuff付きと書かれており、キーを返しながらCuffを飲みに事務所に行った。そこで女主人がNiagaraのレインボーブリッジは渡れない、Buffaloで渡った方が良いと言われた。Motelの横に「雪国」と言う日本食堂が有り、そこの日本人の主人に聞きに行った。よく分からないが、やってみたら良いのでは、悪くても捕まる事は無いとの意見。結論としてBuffaloで渡る事に決定。ハイウエーに乗り、Fort Erieへ向かう。11時前 Fort Erieの観光案内所にてCanada税関の場所を聞き、税関に向かう。税関にてAmericaへ渡りたい旨伝えた。係官は海外の車の書類の処置が分からず、カルネを切り直しバンクーバーの発行書類にも処置済みの判を押し、車をAmericaへ向け誘導し全てOKと言って送り出してくれた。
America
側の税関でも大分待たされたが、カルネを処置し気お付けて行く様にと送り出してくれ。無事America入国は完了した。取り合えず90号線を西に向かい、少し時間が早いが道路横に見えたCampグランドに入った。KOAと言うCamping Grande のチエン店の一つで、設備は充実していた。
走行距離117Km 給油36.2L
     
Canada での走行距離17,874Km

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