1. 準備 車種の選定

  旅をするに当り、最も留意した点はいかに旅を安全に、且つ楽しく進める為にも,先ず車選びが重要で有る考えました。私は安全面からABS付きの4WDは絶対条件としました。

 更に、車があらゆる場所で、如何なる故障をするか解らない。それ故 世界で最も売れている車が、最も修理してもらえる可能性が高い。特に、低開発国でも修理可能な車と考え、なるべく簡単な機構のマニアル車とした。



 これらに該当する車はトヨタ・ランドクルーザー、或いはトヨタ・ハイラックス・サーフと考えました。

しかし、雨の日は1日中又は数日間狭い車内で過ごす事も有るかと思い、室内の広いトヨタ・ハイエース4WDに決めました。(ボリビア、オーストラリア等に於いては川を横断する道路に多々遭遇します。又、オーストラリアには4WDのみ通行可と指定された道路も有ります。その他、雪道や荒地を走る状況に遭遇しますので、4WDは必要だと実感しました。ただし、4WD車とはトヨタ・ランドクルーザー、或いはトヨタ・ハイラックス・サーフを言います。ハイエース4WDは車高が低く、ランドクルーザーが付けた深いわだちには悪 戦苦闘を強いられました。寄って、ハイエースのフロント・クロスメンバーは傷だらけに成りました。(余談ですが、オーストラリアにての川を横切る場合、川 の深さを歩いて歩いて確認すると言った。すると、絶対に川に入ってはいけないと言われた。なぜならば、川の中にはクロコダイルが居るからだとの事で有っ た。)



  トヨタ・ハイエース・バンの4WDは当時ディーゼル・エンジン車(現在はガソリン・エンジン車有り)のみしか有りませんでした。既に当時からアメリカでの 燃料に於いては、ガソリンより軽油の方が値段が高く、更に他の国に於いてもガソリンと軽油の価格差は日本ほど差が無く、せいぜい一割程度の差でしか有りま せん。 それ故、世界旅行に於いては、余りディーゼル車のメリットは少ないと思って居ました。確かに始めの訪問国カナダでは街中のガソリンスタンドでに軽油を売っている店は大変少ないです。更に、アメリカに於いてはもっと徹底されており、街中並びに国立公園内に於 いて軽油は売られて居ません。(アメリカに於いては小型ヂーゼル車及び右ハンドル車は所持禁止です)更にアメリカ、イギリス、スイス、オーストラリアに於いては、ガソリンより軽油の方が1割ほど値段が高いです。

横浜・山下埠頭にてコンテナー積めを待つ愛車

 旅の結果としては、トヨタの販売店は世界中に有り(アフリカはモロッコのみ行っただ けなので、他のアフリカの国の状況は解りません。しかし、ハイエースは中南米、アジア等では路線バスとして多量に使われて居るのを見るに、アフリカも同様 では無いかと想像出来ます。)いざと成った場合、修理をして貰える可能性が高いかと思います。又、日本で販売されている車は、ハイグレード車が一般的で、 部品によっては現地で購入出来ない場合が有ります。それ故、現地より日本へ連絡すれば、部品が取り寄せられる体制を取っておく必要が有ります。現在では、 日本から発送して貰い、1週間有れば何処の国でも部品を受け取る事が出来ます。


(写真は横浜山下埠頭にてカナダへ向け、発送する為のコンテナー積めを待っているところです。)

海外走行用のナンバープレート

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